寝耳に水!高血圧の原因はまさかの更年期!?【体験談】

高血圧
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サチコ(47歳)


3年前くらいから最高血圧が急に130 mmHgを突破し、不安になり始めた私。しばらく実践していた減塩対策もすっかりやめてしまっていた今年、健康診断で「血圧が急激に上がっているから、内科医に相談を」と言われ、大ショック!慌てて病院に駆け込んで、治療を始めました。


血圧が130超!それでも自覚症状なく楽観視

思い起こすと5年前の健康診断では、最高血圧が100 mmHg手前で、低い数値に安心していました。それが、3年前から急に130 mmHgを突破!「血圧130超えたら◎◎麦茶」というCMを見て、「あれ、私って血圧高い…?」と心配になってきました。

とはいえ、特に症状はなかったので、それほど深刻にとらえていなかった私。両親も血圧が低いので、きっと私も大丈夫に違いないと過信していました。

それでも、何かしら対策はしておいたほうがいいだろうと、2年前くらいから減塩対策としてお昼の外食をやめ、お弁当作りを始めました。…が、自分の料理レパートリーの少なさで飽きてしまい、わずか半年で挫折しまったのです。朝のジョギングも、暑くてすぐに止めてしまいました。

高血圧は症状が見えにくいせいか、それとも私の飽きっぽい性格のせいなのか、塩分を減らす意識がすぐに薄れてしまいます。今年に入ってからは、大学院の卒論制作のため、仕事終わりに毎晩ファストフード店でポテトとコーヒーをお供に、論文を書き進めていました。きっと、あの3カ月の塩分摂取量は相当だったと思います。


健康診断で医師から出されたイエローカード

そして、とうとう私にとって決定的な事件が起きてしまったのです。

その日、会社の健康診断を受けに行ったのですが、血圧を測定した際、保健士が「あれ?」と言って測り直すことになりました。モニターを見ると、上が166mmHg、下が110mmHgと高い数値…。深呼吸したりしながら、3回目の測定で上が141mmHgまで下がり、ようやく保健士が「とりあえず、この数値を書いておきますね」。

ただ案の定、健康診断の最後には、医師から「血圧がこれまでと違って、急激に上がっています。すぐに内科医に相談したほうがいいでしょう」と言われてしまったのです。

ちょうど少し前に40代前半の友人が脳梗塞で倒れたのですが、直前の数週間、ずっと頭痛と肩こりが続いていたと言っていたことも重なって急に怖くなり、慌てて近所の内科に駆け込みました。




高血圧の原因は、まさかの更年期症状?

内科では、看護師が立位と座位で改めて血圧を測定。すると座位で185mmHg…。さすがに見たことのない数値に驚きました。内科医から「頭痛はないですか?むくみの症状は?」と聞かれ、最近ずっと頭痛が続いていることを伝えると、「血圧が関係する頭痛かもしれませんね」とのこと。「血圧が高いと言っても、薬を飲めば下げるのは簡単なんです。ただ、その原因を見極めることが大事なので、2週間は血圧を毎日記録して、数値の傾向を診てみましょう」と記入する冊子を渡されました。

お礼を言って帰ろうかと立ち上げりかけた時、内科医から「ところで顔の赤みはアレルギーですか?」との質問が。私が「この症状は妊娠した頃からもう10年近く続いていて、原因は分からないんです」と答えると、「“酒さ”ですね。ホルモンバランスが崩れることが原因の一つなので、高血圧も更年期症状かもしれない」と、急に言われたのです。まさか更年期症状と言われるなんて!寝耳に水で戸惑いました。ホットフラッシュやイライラをそれほど感じることもなく、更年期なんてまだ先の話だと高をくくっていたので…。

「血圧の薬は、まだ出せないけれど、更年期症状を和らげる漢方薬を処方しましょう」と、苦い粉薬をもらいました。飲み始めて3日、夫が「顔色が白くなった」と言ってくれたので、苦い薬も何とか頑張れそうです。



年齢はただの数字!したいことをするために

医師に言われて自分の身を振り返ると、そういえば最近、生理の周期も短くなり、量もぐっと減ってきていて、自分の気づかないところで体は少しずつ老化の準備を始めていたのかもしれません。

でも、気持ちの上では10年前と何も変わっていないぞ!と、加齢を意識したくない気持ちが強まります。クローゼットに明るい色の服が増えたのは、老化に抗う意識の表れでしょうか。

周りの同年代の友人には、夫の転勤で東京に戻ることになり転職活動中という人もいて、彼女はもう一度外資のドライな競争のなかで、もっと自分を成長させたいと言うのです。他にも、副業で土日限定のカフェを始めた友人や、30年写真を撮り続け毎年個展を続ける友人、長期休暇をとって3カ月の留学に行った友人も。同年代の新しい挑戦には、いつも大きな刺激をもらいます。

同じ40代女性でも、年の取り方は人それぞれ。つくづく、年齢なんてただの数字。そんな彼女たちと話していると、年齢の枠に委縮せず、やりたいことをやらないと。勝手に老け込んでいる場合ではないと感じます。

そのためには、健康でいなければ!薬をずっと飲み続けるのは怖いし、できることなら食生活の改善や運動など、緩やかに改善したい。毎日自転車通勤で汗を流し、ラーメン断ちをして、減塩食生活を頑張ろう!改めてそう決意しました。


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サチコ(47歳) ※2024年7月時点
9歳の男の子を持つワーママ。家事は苦手で仕事のほうが好き。海外旅行が大好きなのに、ここ数年はどこへも行けていない。3月に大学院を卒業し、開放感に浸る。
<ワタシのセルフケア> 往復1時間の自転車通勤を1年間継続中。


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