「もう限界…!」抜けない更年期の疲労感との付き合い方【体験談】

疲労感・倦怠感

ざきさん(47歳)

30代の頃は、仕事で疲れても週末には出かけて趣味を楽しみ、体力も回復できていた私。それが更年期になり、体力も気力も復活しにくくなりました。3年前に結婚して、生活リズムに変化があったことも、きっと理由の一つです。更年期の疲労感をなんとかしたくて試行錯誤の結果たどり着いた、私なりの解決策をお伝えします。



昔と変わらず仕事に追われる更年期。疲れが一向に抜けない…

仕事一筋で忙しく過ごしていた30代。週末に心身が疲労困憊していても、趣味を楽しむために外出すると、不思議と日曜日には元気を取り戻せていました。布団に入ればすぐに眠りにつくことができたので、体力の回復も早かったように思います。

しかし、40代になると状況が一変!仕事の忙しさでクタクタになるのは30代と変わらないものの、週末にどこかへ出かけたいという気持ちが薄れ、外出よりも自宅での休息を優先するようになりました。平日に十分にできていない家事や料理をこなさねばならない現実もあります。若い頃と違って、布団に入ってもよく眠れないせいか、疲れが抜けにくくなってきました。



日常的な小さなトラブルやストレスに、強い疲労感を覚えてしまう

更年期真っ只中の現在。疲労感が高まってくると、メールに誤字脱字が増え始めます。スーパーに行って、購入予定のものを買い忘れて帰宅し、家に着いてから思い出すこともしばしば。ヨレヨレの私に、3年前に結婚した夫から「しんどいのは更年期だから仕方ないんじゃない?」なんて言葉で追い打ちをかけられようものなら、さらにイライラ…! 更年期を実際に経験していない人からの言葉は、「経験していないのに分かるわけない」という思いからカチンと来るのかもしれません。

常に疲れ気味の私を気遣って、夫が食事を作ってくれようとする優しさには感謝しています。ただ、夫がキッチンに立つと、床がザラザラするほどいろいろなものを散らかされてしまうので、後片付けが余計に大変になるのです。こうなるともう、私のストレスは蓄積するばかり(苦笑)。




睡眠や入浴法を変え、目もとケアの家電も導入。食品にもこだわり

この抜けない疲労感をなんとかしたい!そう感じた私は、目下いろいろと試行錯誤中です。

疲労感がMAXのときは、早めに布団に入るよう心がけています。眠れなくてもいいと割り切り、早めに横になると、自然と眠りに落ちています。

また、昔は30分ほどの半身浴を習慣にしていましたが、それが体への負担となり、入浴後の脱力感や疲労感が長引くと気付いてからは、15分程度の入浴に切り替えました。

老眼、近視、乱視があるため、目にもかなりの疲労感を感じます。そんなときにはツボ押しやマッサージもしますし、目元に刺激を与えてくれる家電製品でケアをし、リフレッシュするようにしています。

ほかにも更年期症状に良いとされる大豆製品やサプリメントからイソフラボンを積極的に摂ったり、健康維持のために抗菌活性が強めのマヌカハニーを日々舌でじっくり溶かしながら摂取したり、アルコールも控えるようになりました(これは加齢とともにお酒に弱くなったからでもあるのですが)。



疲れたら休息を最優先。夫婦のライフスタイルも見直して50代へ

自分で決めた日々の生活習慣も、柔軟に変更することにしました。仕事や家事に加え、料理や入浴さえも、体調が優れないときは後回しにして、完璧を求めすぎないよう心がけています。自ら決めたルールに縛られ、それを守れないことでストレスを感じるのは、本末転倒だと気づいたからです。「多少のことで人は死なない」をモットーに、疲労感が強いときには休息を最優先することにしています。

思えば、独身時代は時間を自由に使い、思いのままに行動したり、自分のペースで生活スタイルを組み立てたりすることができました。若かったから、疲労回復のスピードも早かったのでしょう。しかし結婚してからは、自分の時間を自由に使えなくなり、生活のリズムが乱れがちになり、これまでのようにはいかなくなったのも疲れが抜けない一因のような気がします。とはいえ、疲れているときに「料理の出前を頼まない?」とうれしい提案をしてくれるのも夫。結局、お互い相手を思いやりながら暮らしていくことが、疲労感の改善につながるのかもしれません。

私はもう50歳も間近。夫婦の時間と個人の時間、それぞれを改めて見直す時期のような気がします。お互いにとって心地よい生活スタイルを考え、すぐに疲れる自分自身を大切にいたわりながら、これからの人生を充実させていきたいと思います。


ざきさん(47歳)  ※2025年4月時点
夫と二人暮らし。フルタイムでマーケティングの仕事に従事している。リモートワーク中心の会社なので、出社は月1~2回。趣味は野球観戦と、最近始めたゴルフ。子宮体がんのため、47歳のときに子宮を全摘。
<ワタシのセルフケア> 20代からはちみつ集めにはまり、毎朝プロポリスやマヌカハニーを舌下に入れてなめている。食生活は、旬のものを摂るようにし、減塩を意識。足を温め、入浴法も工夫し、血流改善に励んでいる。



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