更年期の頭痛は血流が一因?私が試している対策とは【体験談】

頭痛・頭重感
ざきさん(47歳)



10代から生理前の頭痛に悩まされてきました。40代になってからは低気圧のときに頭痛がひどくなったり、蛍光灯の光がまぶしく感じたときに頭痛が起こったりと、頭痛の起こるタイミングは変わったものの、やはり常に偏頭痛に苦しんでいます。でも、最近対処法が分かってきました。セルフケアと処方薬で、頭痛も改善傾向です。



10代から頭痛持ち。今も処方薬が欠かせない

私の頭痛歴は長く、10代にまでさかのぼります。10代から20代にかけて、生理前になるといつも偏頭痛と腰痛が起きていました。その頃はまだ偏頭痛の専門病院もない時代。どんなときに頭痛が起きているのか考えてみると、なぜか頭痛の前には、目がしょぼしょぼしたり、蛍光灯の光がまぶしく感じたり、目に違和感が出ることが分かったんです。時を同じくしてこめかみも痛み出す。この時点で何も対処せず本格的に頭痛が始まってしまうと、薬を飲んでも効かなくなるので、頭痛が始まるサインをキャッチした段階で、すぐに頭痛薬を飲むようにしてきました。

症状が変化し始めたのは30歳を過ぎたあたりからです。生理前の腰痛がなくなり、その代わりに頭痛がひどくなりました。時間帯は関係なく、ズキズキとこめかみが痛むので、専門のクリニックに行ったところ、「群発性偏頭痛です」との先生の言葉。1カ月に1回、頭痛薬の処方箋をもらいに行くようになり、更年期の今も、頭痛の気配がしたらその薬を飲むという状況が続いています。



パソコンを使うので、目からの頭痛もあるはず。アイケアが欠かせない

仕事上、パソコンは毎日使っていますし、細かな数字を分析するため画面に集中するので、目の疲れからくる頭痛もきっとあるはず。そんな目の疲れを癒やすために、いろいろなグッズを使っています。

仕事の後、目を休めるために愛用しているのは、目もとをスチームで温めてくれる美容家電。スチームだけでなく、小刻みに振動して目もとに刺激を与えてくれるので、目もとも心もすごくリラックスできます。レンジでチンするゼリー状のアイマスクもお気に入り。

あとは、頭痛が来そうだなと思ったら、人差し指を曲げて、第二関節でこめかみを刺激するマッサージもよくしています。月1回行くマッサージでも必ず押される部分なので、ここを刺激するのがいいんだろうなと思ったことがきっかけです。また、美容に詳しい同僚にマッサージ法を教えてもらったり、「輝きプロジェクト」サイトのいろいろな記事をチェックしたりして、良さそうなマッサージやツボ押しがあれば積極的に試しています。



ここ最近は低気圧になるとズキズキ。あったかソックスが意外と効いた

頭痛が起きるタイミングは、生理前と気象病の2パターンがあったのですが、つい1年ほど前に子宮体がんのために子宮を全摘出したところ、生理前の頭痛がなくなりました。でも、低気圧がきっかけの頭痛はまだずっと続いています。ニュースで「明日から爆弾低気圧が来ます」と流れたら、頭痛対策をスタート!早めに頭痛薬を飲み、低気圧のときに外に出なくてもいいように、買い出しを済ませて家に閉じこもる準備をします。

あとは、血流を良くすると頭痛が緩和できるので、体を温める策を講じます。服は普段着でいいのですが、保温効果があるソックスを履くのが私の体調には良いようです。昔の人が「女性は足を冷やさないように」と言っていたのには、やっぱり意味があったんだなと感じます。白湯を飲むような丁寧な暮らしはしていないけれど、できるだけ体のなかから温まるように、温かい飲み物を飲むようにもしています。



長めのお風呂で血流を促進。頭痛にも良さそう

あとは、更年期に入って、お風呂時間を大切にするようになりました。昔はシャワーで済ませていたのですが、いくらシャワーで温かいお湯を浴びたとしても、血流が良くなるのは一時的なもの。その点、湯舟に浸かると体全体が温まるし、リラックスできて心身ともにくつろげる。毎日の入浴で温まりながらリラックスすることは、きっと頭痛にも良いはず。今は、バスタイムを仕事や家事のことを忘れられる時間にしたくて、浴槽のなかでゆっくり寝転がれるシートを買って、自分の好きな入浴剤を入れ、防水用のテレビを設置して、42度のお風呂にのんびり入浴しています。

友達から教えてもらった缶入りの入浴剤は保温効果が持続するので、これも最近のお気に入り。マーケティングという仕事柄、自分が使うものは、同業者や友人で実際に使った人の意見を聞き、成分から徹底的に調べて試すのがワタシ流です。

偏頭痛歴が長い私の対策は、頭痛が起こるサインを察知したら、薬を飲み、仕事を早く終わらせて、テレビも見ずに目を閉じること。そして、普段から無理なくできるアイケアやマッサージのほか、体を温めて血流促進を心がけて生活すること。この2点に尽きます。これからもセルフケアを続けながら、頭痛の改善に向き合っていこうと思います。


ざきさん(47歳) ※2024年10月時点
夫と二人暮らし。フルタイムでマーケティングの仕事に従事している。リモートワーク中心の会社なので、出社は月1~2回。趣味は野球観戦と、最近始めたゴルフ。子宮体がんのため、47歳のときに子宮を全摘。
<ワタシのセルフケア> 20代からはちみつ集めにはまり、毎朝プロポリスやマヌカハニーを舌下に入れてなめている。食生活は、旬のものを摂るようにし、減塩を意識。足を温め、入浴法も工夫し、血流改善に励んでいる。



【あわせて読みたい!おすすめ記事】 
更年期の症状|更年期世代の頭痛・頭重感の原因と対策
学ぶ|更年期の頭痛(緊張型頭痛、片頭痛)の特徴は?症状や対処方法を分かりやすく解説
体験談|突然起こる、更年期のひどい頭痛。私なりの対処法【体験談】

ピックアップ記事

関連記事一覧