背中が熱くて眠れないのは更年期?のぼせ症状の原因と対処法【体験談】
もこ(43歳)
40歳を過ぎてからひどくなった生理前のイライラ。それとともに悩んでいるのが「突然背中が熱くなりだす」症状です。本格的な更年期はまだ先と思っていたのに、一体どういうこと?戸惑いはするものの「なんとかしなきゃ!」の精神で、工夫しながら頑張っています。
年齢的には更年期には早いはずなのに、始まった「のぼせ症状」
40歳を過ぎてから生理前にいらだつようになったことは以前の体験談でお伝えしたのですが、同じ時期から始まった別の症状があるんです。それが「のぼせ」。日々不定期に背中がチリチリと熱くなり、仕事中に症状が出ると、それが気になって仕事にならないほどなのです。
症状が出始めてから1週間たっても治る気配がないので、原因を探ろうとネットで「背中 熱い 原因」と検索してみたところ「更年期障害」「体温調節がうまく機能していない」「自律神経の乱れ」と検索結果が出てきました。でもその頃はまだ40歳。更年期と呼ばれる年齢には至っていないし、自分の原因は何だろうと余計に不安になりました。
クリニックでものぼせの理由がわからない
理由はわからなくても、症状が出ている以上なんとかしたい。そう思い、更年期障害に良いとされている漢方薬を飲んでみたり、更年期に摂った方がいいとされる食品を取り入れてみたり、思いつくことは手あたり次第やってみましたが、症状はあまり緩和されません。健康診断でも理由がわからないので、クリニックの診察を受けてみることに。しかしそこでも更年期症状との診断は下りなかったのです。
そんな生活を1年ほど続けてわかってきたのは「疲労がたまったり、睡眠不足だったりすると背中が熱くなりがち」ということでした。背中が熱くなるというのは、ひょっとして体からのSOSのサインなのかもしれない…!そこで、休息を心がけ、睡眠時間をたっぷりとるようにし始めたところ、少し背中の熱さが気にならなくなったような気がしました。
夜にものぼせるようになり、睡眠不足がつらい
ところが、42歳になって背中の熱さが再び悪化してきました。とにかく日中頻繁に熱くなるので、会社のデスクには夏でも冬でも扇風機を設置し体を冷やしています。寝るときも保冷枕をそばに置いて寝ますが、夜中も暑くて何度も起きてしまい、睡眠不足が常態化。痩せている夫は、寒くなるとパジャマを着こんで布団にくるまっているというのに、その横で寝る私は、冬でも半袖短パン姿です。
年上の更年期経験者にも相談してみました。その方の更年期症状は「閉経したらめっちゃ楽になった」そうです。私にはまだ閉経のイメージがわきませんが、「もしかして閉経が早めに来るなら、そこからは楽になれるのかも?」と期待が持てます。ただその一方で、閉経したら女性ではなくなるようにも思えたりして、気持ちは複雑です。
「今の自分にできること」を考え、生活習慣を変えた
年齢的には本格的な更年期にはまだ早い気はしますが、生理不順やイライラ、のぼせの症状がこうも続けざまに出るなんて、まさに「更年期っぽい」。
去年の健康診断で高血圧(上が138)と診断されたので、婦人科の症状ばかり気にしてもいられず、肉中心だった食生活を変えたり、漢方薬を引き続き飲んだり、毎朝5時からウオーキングしたりと、生活習慣を変えるようにしました。
体調に異変が出るたびに対処法を考え、誰かに相談していますが、この状態がいつまで続くのか、いつになったら改善されるのかと思うと不安になることもあります。でもきっと、この不安は更年期世代の誰もが抱えているものなのでしょう。「健康にいいと思われることはやっていこう」精神で、ケアを取り入れながらとにかく前に進んでいこうと思います。
もこ(43歳)
夫と小学6年生の子の3人家族。フルタイム勤務で慌ただしい毎日を送っており、週末はマッサージ通いが定番に。40代に入った頃から背中が熱くなる症状があり、更年期の年代を前に気になることが増えてきている。
<ワタシのセルフケア>更年期症状を緩和する漢方薬を飲む、早朝からウオーキングする。