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あっけなくおとずれた閉経。その後じわじわとやってくる体の変化に、これで対抗!【ワタシの更年期体験】

閉経

ヒロコ(62歳)

50代に至るまで生理周期は比較的安定していた私。閉経のことはほとんど意識していなかったのですが、52歳であっけなく閉経しました。忙しい毎日、やっかいな生理がなくなってバンザ~イ!といううれしさと同時に、体に感じていたリズムがなくなって、このまま私の人生は終わりへと向かうのかと不安も…。そこで一念発起して私が見つけたのは!

あれ?今月きてないな、が2カ月続いて…

私の生理周期は40代以降、28日でほぼ安定。50代に入ると経血量が減ってきた一方で、逆に生理前のイライラや倦怠感が増して、それが毎月のしんどさのメインになりました。そして、52歳になって数カ月が経った頃、「あれ?今月(生理が)来てないな」と気づき、その次の月も「来ないな~」。そこで初めて、もしかして閉経が近づいているのかも?と感じました。でも実際は、近づいているどころか、それが閉経そのものだったのです。

同年代の友人たちからは「2~3カ月来なくてもまた来るよ」「6カ月ほどしてまた突然来て、慌ててナプキンを買いに走ったわ」などと聞きましたが、私の場合はそれから1年、一度も来ることなく、あっさり閉経となりました。

閉経して良いことばかり、とはならず

閉経を自覚した頃は、加齢とともに体に起こる様々な、いわゆる「劣化」を恐れてビクビクしていましたが、1年くらいはそれほど大きな変化はありませんでした。当時、仕事上一番責任が重くて忙しい時期だったので、生理前のイライラや倦怠感がないことは、むしろ大歓迎でした。

しばらくやっていなかったゴルフを、お客様に誘われて再開したのもこの頃。コースに出る日に生理が重ならないかと心配することもなく、快適でした。でもそれと同時に、生活にリズムがなくなったように感じたのも事実。何となく毎日が平坦に過ぎていくような気がして、漠然とした不安がよぎりました。




体にも確実に変化が表れて…

そして、体の変化はおよそ2年後にやってきたのです。秋口になった頃、髪を洗うと、大量の脱毛が!それは2週間ほど続き、あきらかに頭頂部あたりが薄くなった印象でした。美容院で「夏の紫外線でダメ-ジを受けたせいかな?」と尋ねると、「いや、ではない…(モゴモゴ)」と言われ、これが老化か~とガッカリ。

さらに体型にもしっかり変化が表れました。街のショーウインドウに映った自分を見て愕然!メリハリがなく、バストやヒップのラインが明らかに下がった姿に、人生の節目の一つを超えたな…と感じました。その後バランスのいい食事を心がけて体重を減らしても、腹囲は変わらず。ダイエットではなく、筋トレをするべき年齢になったことを痛感。「老い」の2文字が頭に浮かんで、寂しさにおそわれました。

新しい生活リズムをつくって心機一転!

でも寂しがってばかりもいられません。週末にはフィットネスクラブに通い、ゴルフも月に一度は必ずコースに出て、レッスンも含めて楽しむように。すると、それらが新しい生活のリズムとなって、同時に筋力もアップ!徐々に自分の体に自信を取り戻せてきました。さらに筋トレやゴルフに集中することで、気持ちも少しずつ上向きに。生理に替わる新しい生活のリズムをつくることで、閉経を上手く受け入れることができたみたいです。

人生100年時代。閉経は女性にとって、前半と後半の節目だと感じます。後半の新しい生活のリズムは、自分で自由に決めることができるので、これからの人生がちょっと楽しみです!


ヒロコ(62歳)
30年以上務めた保険会社を定年退職。終活しなければと言いながらも、後半の人生でやりたい仕事を模索中。独身。52歳で閉経。
〈私のセルフケア〉ゴルフ、ヘタなウクレレ演奏、旅行などで心身をリフレッシュ

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